JEC KOREA 2021は、リアル展示会として開催が決定したそうです。日本からは、たぶん誰も行けないと思いますが、量産コンポジットの開発の最前線である韓国の今をしりたいなぁ。と、つくづく思います。誰か行きませんか?
JEC KOREA 2021は、リアル展示会として開催が決定したそうです。日本からは、たぶん誰も行けないと思いますが、量産コンポジットの開発の最前線である韓国の今をしりたいなぁ。と、つくづく思います。誰か行きませんか?
COVID-19パンデミックが始まる前、2019年のパリ開催のJEC WORLDに行った時のこと。ある日本人の方が「ヨーロッパではこんなに材料や設備、工場があるのに、日本は遅れている。日本の環境では、なかなかヨーロッパに追いつくことはできない」と嘆いておられる人がいました。
私はその時に違和感がありました。
「この人は、たぶん追いつくことはないな…」そう思いました。需要のあるところにしか工場はなく、その工場が使える材料でないと材料は売れません。
さて、日本にも軽量構造体の需要はあります。具体的なモノの列挙はしませんが、
例えば「空とぶタクシー」は、2025年の大阪万博までに営業運転を開始するそうです。
(株)SkyDriveの福澤社長は、「現在の機体は数千万円かかりますが、2030年ごろには、機体の価格を200万円代にしたい」と先月テレビのインタビューでお話でした。
高性能なDJIのドローン10機で、人間を吊り上げれないか?と考えれば、それぐらいを目途にしてもなんとかなるような気がします。
では、その部品は誰が作るんだ?現在テスト飛行している空飛ぶタクシーの試作機のほとんどは、レーシングカーの部品を製造してきた工場で、航空機の部品製造の認証を撮った工場で成形されています。しかし量産需要は賄えません。
需要は確実にあります。では、誰がその工場を作るの?どんな成形技術で?材料で?
そろそろ日本流のコンポジットものづくりが動くと思います。
JCM日本複合材マーケットとしての出展ではありませんが、カーボンファイバーリサイクルでいろいろとご指導をいただいている、(株)富士加飾(fuji-design)様が、大阪産業創造館で開催のSGDs対応技術展に出展されます。弊社も微力ながらお手伝いさせていただく予定です。
【SDGs対応技術展2021】「持続可能」がテーマのものづくり技術や製品が大集合!|イベント・セミナー申込画面|大阪産業創造館
2021年12月1日〜3日、東京ビッグサイト西ホールで開催される「SAMPE Japan先端材料技術展2021」にリアル出展を予定してます。当日までに出展の安全が確保できるようになれば良いですね。
会場でお会いしましょう!
日本経済新聞によると
「東レは炭素繊維の販売価格を新規契約分から2割程度値上げする。主原料価格の高騰とコンテナ不足などに伴う物流費の上昇でコスト負担が増している。新型コロナウイルス禍で航空機向けの需要は低迷するが、脱炭素社会への対応で大型化や新設が相次ぐ風力発電機向けは伸びている。2017年以来およそ4年ぶりの一斉値上げで採算の改善を急ぐ。炭素繊維の販売価格を新規契約分から2割程度値上げする。主原料価格の高騰とコンテナ不足などに伴う物流費の上昇でコスト負担が増している。新型コロナウイルス禍で航空機向けの需要は低迷するが、脱炭素社会への対応で大型化や新設が相次ぐ風力発電機向けは伸びている。2017年以来およそ4年ぶりの一斉値上げで採算の改善を急ぐ。」
だそうです。
現在、世界的に風力発電の需要が高まり、日本のメーカーだけでなく、海外メーカーでも炭素繊維の需要が供給を超えているそうで「年内の生産分は、先月までに売り切れました。今後の注文分の納品は2022年に入ってからになります」と聞きました。
でも、慌ててはいけない。これまで、地震があったり、飛行機の需要が高まったりと、何度も「炭素繊維の値上げ」の話は聞いてきました。「価格の高騰」は、何度も経験してきました。何年かのサイクルで値上げ話があります。いつもそう。市場経済なので、いつか下がります。上がり続けることはありません。
量産プログラムに即、まとまった量が必要な場合は難しいですが、その前段階の開発トライアル用なら、いつでも何とでもできます。気になっている人はお声掛けください。
2021年1月28日。JCM日本複合材マーケット、株式会社日本複合材は、このたびドイツ・アウグスブルグに本拠地のあるCU(Composites United)から、正式にメンバーシップを与えられたことをご報告いたします。
Composites United e. V. (CU) は、高性能繊維複合材料とハイブリッド材料を使用したマルチマテリアル軽量構造の国際ネットワークです。 CUには、研究機関や機関会員など、約400社・団体の会員がいます。
新年明けましておめでとうございます。
コロナ禍のなか、リモート会議だとか、オンライン展示会だとかで「便利な世の中になったなぁ」と思ったり「やっぱり、現場、現物でないとよくわからない」とぼやいてみたり。
緊急事態宣言が発動されれば、これまで以上に移動の制限とか公的にされてしまうので、「売り込みに…」とか「現物を見てもらって」というタイプの営業はほぼNGなので、現在はホームページのリニューアルに取り組んでいます。
幸い、ネット販売できる商材は山ほどあるので、こなすべき作業は大量にありますが、気が付いたことがあって、結構カルチャーショックを受けています。
それは、ネット販売、EコマースのSHOPエンジンです。
「楽天市場」が幅を利かせはじめた20世紀のころから、Eコマースで商売をしてきましたが、いつまでも古いエンジンで苦労してサイトを作ってるのがバカらしくなるほど、進化していますね。少し前なら「Amazonに出品すれば…」とか「モノタロウに載せれば…」みたいなところはあったのですが、そのIT市場を食ってやろうと、別のサービスが次々出てきますね。「大手Eコマースサイトなら埋もれてしまいますよ」と切り崩しています。メルカリ感覚で、一点ものでも「売れたら終わり」「さっさと値引き」が簡単にできるようになっていますね。
これまで、JCM日本複合材マーケットは、日本国内の材料流通の仕組みから、サイトでの価格表示をできるだけ避けて、
お引合いをいた方にのみ、ベスト・プライスをお伝えしたり、サイトに載っていない商材のご紹介をしたりしてきました。それは、これまでのエンジンでは在庫管理や価格管理がクイックにできなかったからですが、これからは「カーボンの端切れ」とか「プリプレグのラスト数メートル」とかを出していけそうです。
今年の前半は出張もなく、オフィスに居る時間が多くなりそうなので、デスクワークでイノベーションを起こしていきたいと考えています。
お楽しみに!