今回のJEC2022への出張は、これまでのような市場調査ではなく、
Composites Unitedの関係で、アポイントメントがあり、現地で紹介しなくては
いけない人物がいたので行ったまでで、3日間かけて網羅的に市場動向の調査を
行ってきたわけではありません。
想像通りでしたが、参加者は主にヨーロッパ人が中心で、台湾人を含め
中国語を話す人はほとんど見かけませんでした。韓国人も少ないように思いましたが、
日本人はもっと少なかった。聞けば、ロシア人は主催者から出入り禁止になっていて、
もちろんロシア企業の出展もありませんでした。
展示は、洋上を含めた風力発電が、現在のコンポジット業界、特に炭素繊維を
消費リーダーであることは、CFRP引抜成形品が、数多く見かけられたことや、
B-COMPをはじめとする、植物系コンポジットは、カテゴリーとして確立していて
「バイオマス村」的なブース配置になっていました。
ロシア企業、ロシア人は主催者がシャットアウトしたこともあり、2019年以前の
JEC Worldとは趣の違うかなり閑散とした様子でしたが、主催者や出展者は
「やっとリアル開催できた! 皆さんおかえりなさい(Welcome Back JEC)」という雰囲気があり、コロナで孤独に研究開発していたのが、古い友人に再会できて会話が弾む…というような感じがしました。