3rd January 2024

年末の大掃除を張り切り過ぎたのか、30日にの夜に悪寒がして発熱し、コロナかインフルエンザかわからず、救急車に乗りたいとも思わなかったので、とにかく家でじっとしていることにしました。年末年始の予定がほぼ消し飛んで、家でぼんやりしていたら、テレビのテロップで緊急地震速報が近畿にでて、少しするとガサガサ揺れた。石川県の能登半島で大震災。・・・おいおい、元日やで。テレビはほぼすべてのチャンネルは震災報道番組になってしまった。2日になって、ポツポツ民放が、お笑い芸人が出てくる番組を放送しかけたなと思ったら「羽田で日本航空の旅客機が炎上」のテロップがでて、NHKにしたらエンジンの苦あリングが凹み、前脚が折れて前のめりになったA350の窓から炎が上がっている映像が出てきた「ウソでしょ?」どうなってるの?

燃えている機体の映像を見ながら、航空機の機体構造を思った。アルミって燃えちゃうの?アルミニウムの融点は660℃なので、炎の温度がそれを超えると簡単に溶け落ちてしまったのでしょう。逆に、今回の事故映像を見ると、航空機の内装部品の防炎、防煙処理がいかに人命を守るのかとということを知りました。着陸後、機体停止から15分で乗客乗員はすべて脱出して無事だったと、報道されていました。日本航空の安全誘導が的確で、あの短時間に全員を脱出させたプロフェッショナリズムには頭が下がりますし、乗客が全員脱出できるまで機体が焼け落ちない材料選択がなされているエアバス社のモノづくりにも感心しました。

今後、機体のCFRP化が進んで、マトリックスが熱可塑性になっていくことがあっても、この防炎、防煙の材料選択、加工処理は決して軽んじてはいけないことを、今回の事故を見て考えていました。