世界で最も信頼性の高いCFRPホイール

JCM日本複合材マーケットの創業会社である、マジックボックスJPは、2008年から、BlackstoneTEK社(南アフリカ)製のCFRPホイールの日本地区総代理店です。BST社は大型スーパースポーツバイク用のCFRPホイールを企画、生産、販売しているメーカー直販体制です。弊社は、BSTカーボンホイールの販売だけでなく、ベアリングなどの日本製部品の供給も行っています。

BSTカーボンホイールは、イタリアDUCATI の最高峰機種Superleggeraの純正ホイールとして例年採用され、MV Agustaの限定車にも標準ホイールとして採用されています。

4輪用もかなり前から、オランダのドンカーブートに純正採用されています。

近年、コロナ禍下で発表された4輪用のトピックスは、ポルシェ911GT3専用センターロックのホイールがあります。コロナ禍前に、ポルシェ911用の純正にCFRPホイールが採用されたことがニュースになりましたが、そのホイールはBSTではありません。

Thyssencruppeというドイツの老舗のコングロマリット多業種間にまたがる巨大企業)が製造していましたが、2021年にACTION COMPOSITEという会社に、ホイールがつくれる巨大なブレイディング設備もろとも事業部売却され、現在では不可能だと思います。

 

そのBSTから、TUFF TEKという、ヘビィデューティに耐える頑丈なCFRPホイールが発売になりました。アメリカでは昨年から販売が開始されていますが、その理由は、アメリカの大型SUVおよび,ピックアップトラック市場に向けて商品企画されているからですが、ついに日本でも今年から販売を開始します。

特長はその強度と頑丈さです。もともと、BSTはオートバイ用でも、BMW GSシリーズ等の大型アドベンチャーバイク用はラインナップにありませんでした。日本でも人気があるオートバイなので何度かメーカーに確認をとったことがあったのですが、「アドべンチャーバイク用はどれほどの衝撃がかかるかわからないから、ロードバイク用を売ったり、コンバートして取り付けるというのはやめてほしい」と言われてきましたが、

今回は大型SUV用です。タイヤ一本当たりの定格荷重は860㎏以上です。これまでBMW GS用ですら慎重だったBSTが、ここにきて耐衝撃性の高い樹脂フォーミュラを手に入れたのだと想像がつきます。衝撃がかかっても割れないのです。

そんなホイールが8.2㎏でできています。RTM成形のホイールではここまでは無理です。

現物はまだ日本に届いていませんが、手元に来たらご報告します。とても楽しみです。