JCM日本複合材マーケットの仕事

(株)日本複合材は2004年創業の工業デザイン事務所 (株)マジックボックスJPが2008年より運営している材料販売サイト「JCM日本複合材マーケット」www.fukugouzai.com  の運用10周年を機に分社独立させた会社です。

商材は、カーボンファイバーを中心とした、繊維、織物、組物、プリプレグ等の中間材料、最近ではオリジナルプリプレグ製作用の樹脂フィルム、CFRTP用の樹脂ペレット等を販売しいます。

 

商品ソースの多くは、日本国内ではなく海外メーカー、サプライヤーが中心です。外国製品と言っても、基となる炭素繊維は、東レ三菱ケミカル東邦テナックスの糸が多く、日本の炭素繊維メーカーが正規に輸出した糸を、海外(CFRP製品を量産している地域の)中間材料メーカーが商品化したものを、独自のルートで輸入し、販売しています。

あえてコスト重視でというリクエストには、FORMOSA(台湾プラ)Dow Aksa(トルコ)の糸や、中国の糸で生産された中間財も手配は可能です。

 

なぜ、日本複合材の商材が、外国製品中心になるか?

弊社は、上記にもありますように、もともと工業デザイン事務所です。材料の技術開発、成形技術の開発案件をユーザー企業側に立って案内することが主務となっており、お客様が私どものような事務所にコンサルティングを依頼される場合は、ほとんどが量産案件とその基礎的な研究開発となります。

日本国内でCFRPの量産は、これまでほとんど行われておらず、試作開発でも近隣のアジア圏で行ってきました。その「量産に向けた試作開発」の段階で、現地の協力者から紹介を受けて、いろんな中間材料メーカーと知り合い、成形工場と交流を持つことで、JCM日本複合材マーケットの商材は拡大し、小規模ながら確実に、量産対応できるサプライチェーンを形成してきました。

www.magicbox.jp