立場によるギャップ

CFRP成形、量産コンポジットと言っても、それぞれの立場によって、見えるものが異なります。現在日本では、CFRP/CFRTP製造のための技術開発が各地で行われていることは、このブログを読んでいる方ならご承知の通り。

では、あなたはCFRP成型品を作りたいほうですか?買いたいほうですか?自らでデザイン設計して、販売したい?その立ち位置によって、アドバイスできるポイントが変わってきます。

コンポジット・デザイン事務所。それは、モノ作りの立場から市場側の要求内容までわかっていないと、設計なんてできません。「デザイン」という言葉を聞くと、単に外観意匠やグラフィック処理のことしかわかっていないと決めつける輩は多くいます。

「どれほど総合的に、深くモノ作りを理解し、広義で美しく設計できるか」はデザイン事務所の実力です。デザイナーは国家資格ではありませんから、実績とコネクションがその実力のエビデンスとなるでしょう。

オートクレーブを発注しただけでCFRPスペシャリストになったようなことを言っている人に会ったことがありますが、いつまでその事業を続けることができるか楽しみです。しっかりとしたモノが作れるようになったら再会したいものです。

先端複合材料、アドバンス・コンポジット・マテリアル。範囲が広く、奥が深くて面白いですね。ナビゲーターが必要ならば、お声掛け下さい。

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