ATL時代の準備

ATL(Automated Tape Laying=自動テープ積層)あるいは、ATP(Automated Tape Placement=自動テープ配置)という言葉は最近聞かれる機会が多くなってきたのではないでしょうか? こちらのブログにたどり着かれて、量産コンポジットを研究開発されてい方なら…

JCM日本複合材マーケットの仕事

(株)日本複合材は2004年創業の工業デザイン事務所 (株)マジックボックスJPが2008年より運営している材料販売サイト「JCM日本複合材マーケット」www.fukugouzai.com の運用10周年を機に分社独立させた会社です。 商材は、カーボンファイバーを中心とし…

刀を研ぐ時

COVID-19の影響で、3月上旬のJEC WORLDに行けなくなって以降、世界各地でロックダウンや緊急事態宣言が出され、身動きがとりにくい時代です。世界中でSYAY HOMEと言っていますから、こういう時は他人とは会わず、自身やその内面と向かい合う時かなと思います…

OGK Kabuto RT33-R

JCM日本複合材マーケットの姉妹サイトに「MOTO-MORKS.JP」というスポーツモーターサイクル用アフターマーケットパーツを主に海外向けに紹介しているサイトがあります。日本製(日本ブランド)のオートバイが世界中で愛され、MOTO-GPレースでも、各メーカーし…

JEC WORLD 2020は延期になりました。

JEC WORLD 2020 は、5月12日~14日に延期になったとアナウンスがありました。 また、上記の事を受け、SAMPE JAPANコンポジット委員会も6月上旬(期日未定)に延期されることになりました。

どうなる? JEC WORLD 2020

2月23日現在でも、新型コロナウイルスの拡散は続いていて、国内だけでなく、世界各地の展示会やイベントが中止されていますが、JEC WORLD2020は主催者が開催を宣言しています。私どものクライアント様も先週の会議で「JEC WORLDへの出張は承認されました」と…

2020 JCMの市場予測

2020年になりました。 本当は、昨年のうちにJCM日本複合材マーケットのホームページの改修を行いたかったのですが、昨年の後半は多忙を極めたため、構想を温めていたプロジェクトは、ぜんぜんアウトプットすることができませんでした。IPROSの担当者さんから…

驚きの複合材料

ご存知の方もおられるとは思いますが、JCM日本複合材マーケットは現在は、株式会社日本複合材が運営していますが、以前は株式会社マジックボックスJPという複合材料を専門とする工業デザイン事務所が運営していました。ですので、このブログのライターは、そ…

【複合材料・カーボンフェア2019】

大阪産創館の展示会に出展します。 CFRP材料サンプルをイロイロ展示する予定です。 ご興味のある方は、現地でお会いいたしましょう。 2019年10月24日(木) 10:30-17:00 ※要予約・入退場自由です。 www.sansokan.jp

先端材料技術展 SAMPE JAPAN 2019

国内のコンポジット展示会としては、最大規模の先端材料技術展2019が、9月4日~6日まで開催されます。JCM日本複合材は、三起精工様ブースで、PCM成形実演用の急速硬化エポキシプリプレグをサポートしています。ぜひお立ち寄りください。

カーボン・ファブリック(炭素繊維織物)について

ブログの更新をしないといけないなぁ。と、思いながらも、結構忙しかったり、目の前にある「とても面白いハナシ(案件)」は、守秘義務など、いろいろな制約があってBlogに出すわけにもいかないし…。で、過去にどんな記事を書いているかを見直すと、意外と、…

日本最大の技術データベースサイト

このブログをご覧になっておられる方は「CFRPで量産を検討している」「カーボンの材料情報が気になる」という方ではないかと思います。 これまでも弊社は家電メーカーや自動車メーカーの複合材料開発、中間材料メーカーのコンサルティングをしてまいりました…

基本に帰って、俯瞰して見てみる

新年あけましておめでとうございます。 こちらのブログはなかなか更新できなくて申し訳なく思っています。ところが、アクセスを見てみると、少しづつではありますが、ご覧いただいている方が増えていて、きっと「新しいコト何か言っていないか?」と覗いてい…

激動の2018年でしたね

日々の業務に追われて、なかなか更新ができていないのに、アクセス数をチェックすると、以前に増してこのブログを読んでいただいているかたが居られることがわかります。コンスタントに更新できず、申し訳ありません。 さて、あっという間に気が付けば年末で…

プリプレグって何?4年ぶりの続き2

フィルムスタッキングついて、少し追加しましょう。弊社でも取り扱っている、ソフトカーボン(レザー)と呼ばれるのは、このフィルムスタッキングの派生です。「ラミネート」と呼ばれることもあります。ソフトカーボンは、皮革の様な使い方ができるようにコ…

プリプレグって何? 4年ぶりの続き。

はてなブログのアクセス解析を見ていると、圧倒的に「プリプレグって何?」というページに来られている人が、圧倒的に多く、その4年も前のページを読み直してみると…最後に「次回は、プリプレグの具体的な例をご紹介していきましょう。」としながら、すっか…

elg カーボンファイバー(回収炭素繊維)M SM45D

弊社 (株)日本複合材のロゴの背景は elg M SM45D 300 (CF100%不織布マット、標準曲げ弾性率~270GPa、引張強度4-5GPa、ドライファイバー(サイジングなし)、目付300g/㎡です。

elg カーボンファイバー(回収炭素繊維)の使用例

日本では、まだまだ馴染みのないelgカーボンファイバーですが、elgの本国、イギリスでは、すでに量産車に使われています。量産と言っても、スポーツカーの構造用パネルに↑の写真のように使っています。 F1レーシングカーデザイナーとして名高い、ゴードン・…

CARBISOのネーミング由来

JCM日本複合材マーケットで、最近にご紹介し始めたTMシートは、elgカーボンファイバーのCARBISOのTM(Thermo/Mat=熱可塑繊維とCFの混紡)マットを、熱プレスにより、板状にしたものです。 さて、そのCARBISO(カービソ。英国風だとカーバイソと発音)ですが…

elg カーボンファイバー(回収炭素繊維)

JCM日本複合材マーケットには、これまで幾多のリサイクル品に関する話がありましたが、それを紹介することはありませんでした。それは代表者が大手家電メーカー、自動車メーカーの技術コンサルタントとして契約し、実際の量産メーカーの製品開発の側に立って…

株式会社 日本複合材 登場!

早いもので「JCM日本複合材マーケット」は、サイトオープンから10周年になります。家電メーカー向け材料開発、成形品の供給工場の調査研究から、炭素繊維メーカー、中間材料メーカー、海外成形工場でのトライアルを通じて得た、熱硬化性CFRPおよび熱可塑性CF…

2018年は、いろんなものが動きそうな気配

新年あけましておめでとうございます。 昨年の後半は新規プロジェクトが複数立ち上がり(うち一個は年末を待たずに消滅しましたが)、またSAMPE JAPAN様より展示委員会、広報委員会に夏から呼んでいただいて、急遽、JISSE-15(Japan International Sampe Sym…

お詫び

これまで、忙しさにかまけて、長らく更新できていませんでした。 …にも関わらず、けっこうなアクセスをいただいて、当ブログを閲覧していただいていることが、アクセス統計を見て知り、とても申し訳なく思っております。 あらためて、新しい記事をアップロー…

自動車向けコンポジットの最新技術セミナー

SAMPE JAPAN コンポジット委員会 開催のご案内 コンポジット委員会 第64回研究会を下記の通り開催することになりました。日本を代表する炭素繊維メーカーの方々に自動車用途をはじめ利用拡大が期待されている炭素繊維複合材料やそのリサイクルに関してご講演…

ブレイディング (少量でも)供給開始

JCM日本複合材マーケットのサイトには、すでに載せていますが、ブレイディング・チューブ(組み物、環状編物)の販売を開始しました。 ブレイディングって触ったこと、ありますか?日本を代表する機械メーカーさんが、ブレイディングマシーンを販売している……

PC/CFRTP 登場。

日々の業務に追われてしまい、ついついBlog更新ができていません。せっかく、訪れていただいた方には申し訳ない限りです。 さて、JCM日本複合材マーケットの材料供給は、新しい時代に突入しました。 PC/CFRTPの性能、コスト等については、↓のサイトをご覧い…

私は「ダイヤブロック派」でした。

欧米では、LEGOが圧倒的にポピュラーですが、私が親から与えられたのは、ダイヤブロックでした。いくつかの基本形体を組み合わせて、想像を具体的なカタチにする知育玩具として、50年ぐらい前から売っています。 息子が喜んで遊んでいるのを見て、父はいろん…

立場によるギャップ

CFRP成形、量産コンポジットと言っても、それぞれの立場によって、見えるものが異なります。現在日本では、CFRP/CFRTP製造のための技術開発が各地で行われていることは、このブログを読んでいる方ならご承知の通り。 では、あなたはCFRP成型品を作りたいほう…

モノづくり進化論。その先は想像力が必要です。

CFRP、CFRTPとも日本では大量生産の実績は少なく、欧米特にドイツにおける自動車用途のものづくりの様がYouTubeで公開されていたので、ついつい気になってしまうところですね。でも、日本の特に自動車向けトライはBMWのそれとは、ちがう動きになっていると見…

CFRP量産に適した成形技術 2

日本でカーボンコンポジットを量産するときに有力視されているのは、熱プレス成型であることは、異論のないところでしょう。PCM(プリプレグ・コンプレッション・モールディング)、C-SMC(カーボン・シート・モールディング・コンパウンド)、(LFT‐D(ロン…